烏山線の駅を自転車で巡る🚴 【小塙駅から烏山駅】 2021年10月31日

いよいよ『烏山線の駅を自転車で巡る』シリーズ完結編です。

 

 

というわけで、前回は小塙駅を紹介をして終わりましたが、ホントに周囲に民家がチラホラとあるだけで、寂しい駅です。

 

 

 

 

小塙駅を出たとたん、雨が降って降ってきました。

ワタクシの自転車、あまり雨に濡らして汚してしまうと、カミさんに怒られ家の中で保管ができなくなってしまうので、必死になって雨宿りができる場所を探していると、運よく自転車ごと雨がしのげそうな東屋を見つけました。

 

丁度いい時間なので、家からパクってきたヤマザキの2色パンを食べているうちに、雨も止んできてました。

すると、何やら猟銃を持ったハンターが軽自動車から降りて辺りをうろついています。

 

豚耳『何かあったんけぇ?』

ハンター『イノシシが出たらしいから探してんだよ』

豚耳『んじゃ、おっかねぇから、早くこっから逃げっかな』

ハンター『はっはー、イノシシぐらいで怖いことあるけぇービビんなや。』

 

ずいぶん失礼なハンターですね。

これには豚耳も腹が立ったので言い返してやりました。

 

豚耳『下手クソな鉄砲の弾が当たっと怖ぇーから逃げんだよ!』

 

 

 

まるで小学生のような捨て台詞を吐いてしまい大変失礼致しました。

そんなわけで、雨の上がった道路を気分よく走り抜けてまいりますと、とある観光スポットに到着しました。

 

石にはこんな句が刻まれています。

『大滝や  とどろと放つ  神の虹  三郎』

おい!  三郎っていったい誰やねん。

 

 

 

重ね重ねの暴言、大変失礼しました。

三郎氏の詠んだ句のごとく、まさしく神の虹がピッタリではないですか。

これぞ那須烏山市が誇るパワー観光スポット『龍門の滝』です。

偶然通りがかった絶景スポットなのですが、幅65m、高さ20mから落下する滝は、息をのむほどの大迫力です。

しかもタイミングが合えば、烏山線の列車が滝の上を通過するということで、鉄道マニアたちの間では、かなり有名なスポットだそうです。

那須烏山市においでの際は、是非とも立ち寄っていただきたいスポットです。

 

 

 

そんな龍門の滝からすぐの場所に、滝駅があります。

もちろんこの滝駅の駅名の由来は、先ほど訪問した龍門の滝が由来となっています。

まさか龍門の滝に訪れる観光客を目論んで開業したのが理由ではないでしょうが、 烏山線の駅の中では一番新しく、昭和29年(1954年)開業の駅です。

 

 

 

古い駅名標を見つけました。

所どころ文字が消え、かなりの年代物らしいですね。

きっと開業当初のものではないのでしょうか?

と思いましたが、駅名標をよく見ると、所在地が那須烏山市になっております。

 

那須烏山市平成の大合併で2005年に南那須町烏山町が合併して誕生した市です。

 

つまりこの駅名標は設置して16年ほどということです。

う~ん、そろそろ塗装を補修したほうが、いいかもしれないですね。

 

 

 

滝駅のキャラクターは弁財天で、小塙駅からの2.2㎞です。

このサイクリングも残りは烏山駅を残すのみとなってまいりました。

 

 

烏山駅を目指すため滝駅を後にしてすぐ、このサイクリング一番の坂道が現れました。

リアのローギアが30Tのロードバイクで、かなりギリギリ登れたというレベルの急坂です。

しかしこの急坂を登り切れば、あとは烏山駅まで坂を下るだけです。

 

 

 

無事何事もなく烏山駅に到着しました。

滝駅からの駅間距離は2.6kmです

烏山駅は昔、烏山町に友人が住んでいた関係から、旧駅舎には何度か訪れたことがあるのですが、いつのまにか駅舎が新しくなってしまい驚きました。

旧駅舎はいかにも田舎の終着駅という感じで、哀愁が漂った映画に出てくるような駅舎でした。

そういえばかつて、銀河鉄道999というアニメがありまして、昭和54年(1979年)に劇場版公開を記念して、日本旅行が企画してミステリー列車を走らせました。

そのときに終着駅(アンドロメダ)として選ばれたのが烏山駅でした。

当時の騒ぎはハンパではなくテレビでも特番を組み、ヘリコプターからの中継まであったのを記憶しております。

おそらく烏山駅が全国的に有名になった瞬間ではないのでしょうか。

 

今はその時の賑わいはなく、ひっそりと静まり返ってます。

 

せめてあの時、名前だけでもアンドロメダという駅名に改名していれば、烏山線の各駅は無人駅にならずに済んだのかもしえません。

 

 

 

てっきり駅の中に設置してあると思っていた、駅のプロフィール板が、駅舎の外に設置してありました。

那須烏山町自慢の『山あげ祭り』とともに烏山駅のキャラクター『毘沙門天』が描かれています。

ミステリー列車を走らせたときに、キャラクターもいっそのこと『メーテル』にすれば、烏山の経済効果は計り知れなかったと思います。

そうすれば今頃那須烏山市民は、機械化された身体を持った市民で溢れかえっていたことでしょう。

 

 

 

そういえば烏山線は、電化されていない非電化路線なので、キハ40形というディーゼル気動車が走っておりましたが、最近ではEV-301系という電車が走っているみたいです。

どうやら那須烏山市民の機械化と烏山線の電化は無理だったので、車両のほうを無理やり電車にしちゃったようですね。

 

何言ってるのかわからない方のために簡単に説明しますと、EV301系電車は宇都宮ー宝積寺の電化区間はパンタグラフを上げて架線より電力を供給されて走行し、宝積寺ー烏山の非電化区間は車両に積んである蓄電池を使って走行するハイブリッド電車?なのです。

 

 

 

一応この後、那須烏山市おすすめの山あげ会館にも寄ってみましたが、見学前にムリヤリ長時間の映像と機械化されたオヤジのコントを見せられて、見学すると帰宅が夜になってしまうので、途中で断念しました。

こういう展示物って、役所がからむと客の都合を考えないのですかね

 

 

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