名物のシラスをお腹いっぱい満喫 【漁師の店 池田丸】 訪問日2018年5月1日

鶴岡八幡宮と小町通りを散策したら、お昼近くになりましたので、昼食を食べる為とりあえず鎌倉駅に向かいます。

 

 

 

まずは江ノ電に乗って移動します。

江ノ電ではお得な一日乗車券『のりおりくん』があり、一日に何度も江ノ電に乗車できるほか、提携施設で乗車券を提示すると、料金が割引されるというメリットも兼ねそろえた乗車券があります。

当然ながら江ノ電も満喫するつもりなので、一日乗車券を購入することにします。

 

 

 

鎌倉高校前付近の車窓からの風景です。

まるで映画のワンシーンのような、目の前に広がるパノラマは、まさに圧巻です。

当然の事ですが私の他にも車内はカメラを構えてる人だらけでして、この日は25℃を超える夏日の気温の上に、平日とは言えゴールデンウィーク中ということで、車内はほぼ満員です。

運よく席に座ることが出来た私の頭越しで、汗だくになってカメラを構えるオヤジの腋汗臭が、鼻を刺激して思わず意識が遠のく中、なんとか腰越に到着です

 

 

 

腰越駅から海沿いの国道を歩いて行くと、すぐに目当ての看板が見えてきます。

実はココへ来る直前、小町通りでハチミツを購入している最中に、店員さんからオススメされた店なのです。

ホントは江ノ島に上陸してから『しらす料理』をいただく予定でしたが、強力な地元の人に情報を聞けたので、急遽予定を変更して、こちらの『漁師の店  池田丸』に訪問することに決めました。

 

 

 

店内に入ると1階は釣具屋と受付と待合所がゴッチャになったようなスペースになっております。

地元の人のオススメだったので、てっきり穴場的な店かと思ったのですが、店内には順番待ちの人だらけで、座るスペースもないほどです。

どうやら食べログなどのランキングも上位のお店で、ネットの情報を見て来店される方も多いみたいですね。

 

 

 

客席は2階席と3階席に分かれていて、丼物か定食かによって案内される階が分けられています。

待ちの順番を見ると丼物だけを注文できる3階席の方が、早く順番が回って来そうだったので、迷わず丼物の中から注文を決めていると、カミさんのやつが『ワタシ、しらす定食に決めた  😀  』と、まるで空気を読まない発言をするではないですか。

残念ながら定食だけの注文ができる2階席は丼物の注文が出来ません。

まぁ、それぞれ違うフロアで、それぞれテーブルを占拠するのも他のお客さんの迷惑となるので、ココは私が諦めて待ち時間の多い2階席の定食のメニューに変更します。

 

 

 

呼ばれるまで待つこと1時間10分、やっと私たちの順番が回ってきました。

これまで何度もこの階段を上ってゆく人々を、垂涎の思いで見つめてきましたが、やっと私達も昇る許可が出たのです。

天にも昇る気持ちとはこのことでしょうか、空腹と期待感で気持ちも舞い上がってしまいます。

 

 

 

何故、注文する品によってフロアを分けているのか、謎が解けました。

どうやらフロアごとに調理場があって、早い話が2階は定食しか作らない主義のようです。

つまり3階は丼物しか作れないという事でしょうか。

『そんなの店員が階段を使って運べば解決する問題ジャマイカ!』

おっしゃることは分かりますが、あの狭い階段を使って、4,5人分の定食を一度に運ぶのはリスクがあり大変危険なので、このような店の方針は致し方ないのかもしれませんね。

 

 

 

さっそくメニューに目を通すと、ひときわ目立つ写真入りのメニューが目に入りました。

鎌倉の新名物『あかもく』です。

疑問に思ったので、ネットで調べてみたのですが、日本全国で獲れる海藻だそうで、特に鎌倉の名物になる理由が見つかりませんでした。

まぁ、餃子も日本全国で作られるわけですから、宇都宮市民としては鎌倉市民を悪く言えませんがね。

 

 

 

さすが『定食しか作らない』2階調理場です。

見事なまでに定食にこだわっていますね。

メニューは刺身定食しらす定食煮魚定食焼魚定食の基本4種類で、その日の水揚げによって毎日内容が変わるそうです。

ちなみにこの時は、お客全員『しらす定食』を注文していたので、もしかするとお客の心理を突いて、しらす定食しか作らない調理場なのかもしれません。

まぁ、常連でもない限り『今日はウマヅラハギの煮魚定食が食いたくなったから、ちょっくら池田丸にいってみるか。』という人は、おそらく皆無でしょうからね。

 

 

 

 

なんと、お店の看板メニューともいうべき『池田丸御膳』がゴールデンウィーク期間中は販売中止になっているではありませんか。

『G.W期間中はメンドクセーから、池田丸御膳の注文を中止しちまおうぜ』

『でも店長、カサゴの煮魚定食の方が面倒くさいんですが・・・。』

『そんなもん普段から注文が入ったためしがないじゃないか。』

もしかすると、そんな会話が交わされたのかもしれません。

 

 

 

地ビールかと思って、思いっきりスルーしてましたが、写真を見直したら『地サイダー』でしたね。

宇都宮にも『うつのみや  ゆめサイダー』と呼ばれるご当地サイダーがありますが、探せば各地にも地サイダーがあるのかもしれませんね。

今度から旅行の際には、注意して地サイダーを探してみようと思います。

 

 

 

ドリンクも充実していて、特にアルコール類の種類は多く、夜は海鮮居酒屋としての利用するのも良いかもしれませんね。

 

 

 

 

中途半端に食べ掛けで申し訳ありませんが、こちらが自称鎌倉の新名物と言われる『あかもく』です。

かなりネバトロな食感で喉越しも良く、食べた瞬間にほんのりと磯の香りが口の中いっぱいに広がり、ご飯のお供に最高です。

しかも栄養価も高く味に癖がないので、みそ汁の具サラダ等、いろいろとアレンジして食べてみても良いかもしれませんね。

 

 

 

さぁ、いよいよ『しらす定食』の登場です。

定食なので当然ですが、少し大きめな茶碗に盛られたゴハンと味噌汁が付いていて、これなら大きなお腹の豚耳も納得のボリュームです。

厚めにカットされた沢庵も歯ごたえがあり、箸休めにちょうどいいですね。

しらすを使った料理はどれも美味しく、特に生しらすは臭みが全く無く、口の中に入れるとほんのり甘さを感じるほどです。

海のない栃木では鮮度が落ちるため、生のしらすは苦みがあるものと思っていましたが、獲れたてのしらすはやっぱり違いますね。

 

 

 

しらすのかき揚げも、この大きさでかなりの食べ応えがあります。

もちろん釜揚げしらすも、大根おろしがたっぷりと載っていて、大変美味しかったですよ。

それと耳寄り情報ですが、ご飯は大盛が出来ない代わりに、お替りがサービスなんです。

いやぁ、これだけ美味しいおかずが揃うと、普段は炭水化物を控えなければならない豚耳も、この時ばかりは御飯が進みますね。

 

 

 

漁港の街腰越は、このようなしらす料理を出す店が他にもたくさんあり、年内いっぱい食べられるそうですが、おすすめは時期は甘味の増している春のしらすだそうです。

これからの時期、しらすの旬は過ぎてしまいますが、腰越漁港では他にも美味しい魚が水揚げされていますので、鎌倉観光の際にはこのような店でランチもおすすめです。

 


住所
ホームページ http://www5c.biglobe.ne.jp/~ikeda-m/
営業時間  昼11:30~14:30 夜17:00~21:00
定休日  木曜日(祭日は営業)
駐車場   無し

オススメ度  ★★★★★
コスパ  ★★★★
人気度  ★★★★★
海が見える度  ★★★★★
TOTAL  ★★★★★
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