寺町シリーズ第3弾は、前回の『久遠寺 法華寺』と同じ日蓮宗のお寺『妙金寺』を参拝します。
1265年日蓮大聖人が宇都宮の地にたどり着いたときに、君島備中守の館に一宿一飯を求めてきたそうで、その際、君島備中守平綱胤の母が日蓮を泊める代わりに、自分を日蓮の弟子にさせるよう要求を出したら、あっさりと許可を貰い、めでたく『妙金』の名を貰ったそうです。
それ以来750年以上もの間、この地で代々『妙金寺』は続いてるそうです。
妙金寺はホームページにも、『気楽に散歩してください』と書いてあるので、怪しいものと勘違いされて警察に通報されるような心配もせずに、安心して見学できます。
明らかに家が持たない『さすらい人』らしき人物も、トイレを利用していたので、カメラを持った中年オヤジがニタニタしながら、はしゃいでいたところで、それはきっと妙金寺の日常の風景なのでしょうから。
こちらの祠は、妙金寺の御守護神『水神明王』です。
言い伝えによると、妙金寺ができた当時から井戸があり、稀にみる霊水が湧き出ていたそうです。
その霊水は飲料としてはもちろんの事、霊水で洗眼すると目の病が全治したそうです。
ちょっと信じられそうもない話ですよね。
逆に言えば、目薬を飲料水にするようなものです。
ウィスキーの霊水割を作ったら、それだけで意識が飛ぶほど悪酔いしそうですね。
ちなみにワタクシはビールのストレートでも十分悪酔いしますが・・・。
こちらの真新しい建物は、『祖師堂』と呼ばる『屋内型納骨納位牌供養堂』だそうです。
平成27年に妙金寺開創750年、さらに平成33年に迎えた日蓮大聖人降誕800年の慶賛事業として建立されたようです。
ちなみにあえて撮影はしてませんが、祖師堂の中は位牌壇と納骨壇があり、それらを守るように『日蓮大菩薩』が鎮座しています。
ワタクシ非常識で破天荒な人間と自負しておりますが、流石に納骨や位牌などを撮影する神経は持ち合わせておりませんでした。
ですからもし妙金寺に訪れる機会がございましたら、この日蓮大菩薩を生で拝観してください。
別に日蓮宗の信者ではありませんが、年に数度、神仏に手を合わせるのも悪い事じゃないのかもしれませんよね。
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