馬門の滝を折り返して、再度『道の駅 もてぎ』方面へ向かいます。
来るときは国道123号(通称・茂木バイパス)を通ってきましたが、戻りは県道27号(旧国道123号)を通ることにします。
もちろんバイパスを使った方が路面状態も良く近道なのですが、どうも交通量がネックでして…。
ワタクシの場合は交通量の少ない道を、ダラダラと走行するのが好みでして…。
ここで『城山公園』という案内板を発見しました。
時計を見ればまだ10時、ランチには早すぎるので、公園という事もあり寄り道することにします。
案内板に従い進んで行くと、突然目の前に激坂が姿を現します。
これ以上の激坂と言いますと、過去にJR烏山線サイクリングで走った激坂しか知りません。

とにかく死に物狂いで、なんとか頂上までたどり着くことができました。
頂上にたどり着くとそこには、茂木町を一望できる景色が広がっているではないですか。
と言いたいところですが、木々が邪魔をしており、茂木町を一望できるほどには、景色は他のs目ませんでした。
城山公園は茂木城跡を整備した、標高166メートルの公園だそうで、この地が『桔梗山』であったことから、茂木城は別名『桔梗城』とも呼ばれたようです。
茂木城は鎌倉時代初期頃に築城され、江戸時代初期に廃城になったそうで、宇都宮城2代目当主・宇都宮宗綱の孫に当たる八田知基が、後に茂木氏を名乗り築城させたそうです。
ちょっと難しい話をしてしまいましたが、ワタクシが一番言いたかったことは、『オイ、その落花生みたいな、おかしなキャラクターはなんだよ!』です。
目の前に橋があったので、とりあえず渡ってみることにします。
あ、そうそう、この橋、一見すると自転車でも渡れそうですが、実はこの先階段になっておりまして、自転車を置いていこうと思ったのですが、レンタル自転車と勘違いされて乗っていかれてもイヤなので、担いでいくことにしました。
橋を渡り終えると素晴らしい景色が広がります。
こんな中途半端な葉桜なんて、なかなか見れるもんじゃありません。
でも四月下旬でも一部花びらが残っているなんて、おそらくソメイヨシノとは別の品種かと思われます。
『なんだオメェー、ココにもいたのかよっ!』
ちょっとこの落花生、気になったので調べてみたら、落花生ではなく『ゆずの妖精』だったんですね。
茂木町の公式キャラクター『ゆずも』は、ゆずの木の上で居眠りをこいていたら、間違って収穫されてしまって、体を絞られてしまったそうです。
だからこんなピーナッツみたいな形をしているんだそうですが、普通は『妖精と果物を間違えるかよっ』という話ですよね。
しかも驚くことにこの『ゆずも』軽トラックでを乗り回すのが趣味らしいのです。
もうね、設定に無理があります。
だいたいこんな短い腕で、ハンドルに手が届くわけないんです。
で、【姫の望楼】って何?
『姫』という文字に心を躍らせ振り返ると、姫っぽさが微塵も感じられない大きな塔が姿を現しました。
『ヤベェー奴に遭遇しちまったな。』と一瞬思いましたが、一応はこう見えても栃木を徘徊するブロガー、高所恐怖症を理由に逃げるわけにはいきません。
中に入ると階段横に注意文が書いてあります。
記事を作成しているときに、you tubeで気になる動画を見たのですが、『姫の望楼』のオカルト動画なんですけど、一応念のために言っておきますけど、この注意文にもある通り『たくさんの方々の善意で建てられた建物』らしいので、おそらくオバケが出るような歴史はなさそうです。
それよりもヤンキーに遭遇する確率の方が高そうなので、深夜の心霊スポット巡りにはオススメできませんね。
急な階段ですね。
まるで壁のような階段が、上の方まで続いてます。
これではおそらくワタクシよりも上の世代には、この階段を上るのは難しいと思います。
『局の望楼』にならなかったのも納得です。
2階は小窓しかなかったので3階まで来てしまいましたが、見てくださいこの景色。
怖いので出来るだけ内側から写真を撮ったので、手摺が写ってしまいましたが、茂木の町並みが見渡せます。
さらに上へ昇るハシゴがあります。
もうね、ココまで登れば充分じゃないかと思いましたよ。
でもね、ワタクシの中のブロガー魂が、『ユー、やっちゃいなよ。』と煽るんです。
男なら行くしかないでしょう!
なんだよ! このハシゴ、床にきちんと固定されておりません。
おそらく劣化でハシゴの固定が効かなくなってしまったのでしょう。
そのせいかハシゴ全体がグラグラします。
見てください、美しい景色が広がっているんじゃないでしょうか?
もう限界です。
景色を見ながらシャッターボタンを押すなんて、私にはもう無理です。
ピントがボケようが構図が悪かろうがオバケが写りこんでいようが👻、もうそれどころではないです。
今すぐにでも下界に戻りたいです。
さて帰ろうにも、このハシゴどうやって降りようかな。
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